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「PDCAサイクル」って何??アクセス解析に活用しよう!

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前回記事「『アクセス解析』と『Googleアナリティクス』って何?」では、

アクセス解析ツールのひとつであるGoogleアナリティクスの概要について、お話させていただきました。

企業や店舗でウェブサイトの管理を担当されている方や、個人でブログサイトを作成した方の中には、このGoogleアナリティクス(以下、GA)を導入したとしても、

「はたしてどうやって活用していけばいいんだろう」に悩まれている方も多いのではないでしょうか?

そもそもGAを導入してのアクセス解析の設定・計測には、データを蓄積させるためある程度の期間がかかります。

実際のところ、数値をとる設定したことに満足してしまい、その後は「よく分からないから」と放置されているパターンがほとんどではないでしょうか。

アクセス解析は、数値をとることだけではなく、「そのデータを基にして、今後どのような施策をとっていけばいいのかを考え、実行すること」が重要になっていきます。

今回はGAのアクセス解析にとどまらず、Webマーケティングにおいても重要なフレームワークとして活用されている「PDCAサイクル」についての記事です。

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の4つのフェーズで構成される業務改善プロセスのことです。

アクセス解析で当てはめると、それぞれ次のような業務に当たります。

Plan(計画)

目標を設定・達成するための方法や手段を示すことです。

目標は、「誰が」「どこから」「何を」など、具体的な人物や場所、数値などで設定しましょう。

(例)

Webサイトへのアクセスを増やすため、URLリンクから誘導するメールマガジン送信や、ブログ記事やWeb広告を打つなど、施策を立てる

Do(実行)

計画を実行することです。

(例)

顧客へメールマガジン送付、リンクへ誘導するブログ記事リリース、Web広告を出す

Check(評価・検証)

計画を実行して得られた結果に対する評価のことです。

ここでは計画が実行できたか、当初立てた目標が達成できたか否かを判断します。

結果の良し悪しには関わらず、「なぜそのような結果になったのか」という理由は必ず検証しましょう。

(例)

GAなどのアクセス解析ツールを利用し、実際にメールマガジンやウェブ広告からの流入があったか、数値による成果を確認

Action(改善)

結果を踏まえて、改善をすることです。

Cheakでの評価をもとに、現状を維持して継続するのか、計画の内容を変更をして継続するのか、一旦ストップをかけるのかなどを判断します。

Actionは、PDCAでのゴールではなく過程なので、このサイクルを繰り返していきます。

(例)

評価した結果をもとに、次の施策につながるよう改善点をまとめる

このように、GAで得られる数字を「今後より増やすためにどうすればよいか」などを考えるときに利用するのがPDCAサイクルです。

PDCAのメリット

最大のメリットは、このサイクルを工程としてパターン化することで、投げ出したり放置したりせずに継続的に業務改善ができることです。

どのような仕事においても、「手を付けてみたのはいいもののやりっぱなし、また新しいことを思いつけば、以前の仕事は放置して次の仕事にとびつく・・・」というようないきあたりばったりでは改善が見込めません。

あらかじめ定めた目標や行動方針がなければ、一体何から手を付けて実行するべきか分からないし、あとから評価する際も何を基準に評価すれば良いのかわからなくなってしまいます。

その点、PDCAのプロセスでは、必ず最初に計画を立て、それに沿って実行、評価を行っていきます。

そのため**「実行すべきこと」が明確で、評価の際も注目ポイントが分かりやすいため分析が容易**になります。

PDCAのデメリット

これだけみるととても良いフレームワークに思えますが、このフレームワークが提唱された1950年代ごろと比べ、現代は市場変化のスピードが早く、先行きの予測が困難になっています。

そのため、

「Plan(計画)に手間暇がかかる」

「斬新なアイディアが生まれにくい」

というような点がデメリットといえます。

この点、アクセス解析において言えば、継続的に回していくことが重要で、数字を上げるために何か突飛なアイディアを必要とすることもそう多くはないので、デメリットとしては小さいかもしれません。

まとめ

今回はアクセス解析によく使われるマーケティングのフレームワーク「PDCAサイクル」について解説させていただきました。

どんなやり方にもメリット・デメリットがありますが、「やりっぱなしで放置」ではなく、Googleアナリティクスで得られる数字を活かして「計画・実行・評価・改善のサイクルを継続的に回していけること」が理想です。

みなさんも、ぜひ手法として取り入れてみてくださいね。