個人でWEBサイトやブログを作ってWEBマーケティングに興味が出てきた方や、企業のWEB担当者になりたての方は、このようなお悩みはないでしょうか?
「WEBサイトつくって、がんばって毎日更新してるけどこれって果たして見に来てもらえてるのだろうか?」
「広告やSNSでキャンペーンを打ってみたけど、効果はどれくらい?」
「一体どんなコンテンツを載せればユーザーの興味を引いて見てもらえるのだろうか・・・」
そんなときにお役に立つのが「Googleアナリティクス」です。
Googleアナリティクスとは
Google Analytics(長いので、会話や文章の中ではGAと略されることが多いです)とは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
無料のものと有料のもの(Googleアナリティクス360)があり、無料版であっても十分幅広い情報を収集可能なため、WEBサイトを運営する多くの企業が導入しています。
そもそもアクセス解析とは
つくりたてのウェブサイトやブログは、見にきてもらえること自体が少ないものですが、適切なSEO対策をしながらコツコツと良いコンテンツを載せ続けていると、そのうちきっと訪問者が増えてきます。
そこで、「このサイトに対して、一体どれくらいの人が、どこから、いつ、何を使って見に来てくれてるのか?」といった情報を調査できるのが、アクセス解析です。
Googleアナリティクスでは、あらかじめ登録したWEBサイトに訪れたユーザーの行動について、そのユーザーの属性や、訪問したページがどこか、コンバージョン(WEBサイトにおける目標となるもの)の達成率、広告効果やイベントの反響調査などを分析できます。
Googleアナリティクス
しかし無料版であるが所以か、運営者であるGoogleが「正式なマニュアル」は作成していないため、利用しようと思うと自身で書籍やネット内の情報(もしくは有料のセミナーなど)で勉強が必要となります。
このあたりが「よく分からない」「とっつきにくい」と思われる所以ですね。
Googleアナリティクスを使ってできること
Googleアナリティクスが集計してきたデータをもとにして、
「どの広告がどれくらいクリックされてウェブサイトに流入されてきたか」
を把握できれば、効果や比較する広告戦略立案を立てたり、
「よく訪れるユーザーの年齢層・性別・好きなコンテンツなど」
が分かれば、より効率的にマーケティング施策を打ったりすることが可能になります。
アクセス解析をすることで大事なことは、数字を集めること自体を目的として満足してしまうのではなく、そのデータでPDCAサイクルを回していくことです。
①得られたデータで現状を把握
②そのデータに基づき仮説を立てて施策を実行
③結果のデータを確認し、施策が合っていたか検証
④それを踏まえて次のアクションを決定する
このあたりについては、また別の記事にて詳しく触れていきたいと思います。
Googleアナリティクスの代表的な指標
それで実際、Googleアナリティクスでは一体どのようなデータが分かるのか?
ここでは、現在運用されているユニバーサルアナリティクス(UA)における各指標の用語について、ご説明します。
リアルタイム
Googleアナリティクスを確認している現在において、何人がWEBサイトに訪問しどのページを閲覧しているのかを確認できます。
ユーザー
WEBサイト全体の状況が分かるレポートです。訪問数やユーザーの数、閲覧されたページの数などが分かります。
集客
チャネルなどの指標で、ユーザーが何を経由して訪問したかが「自然検索」「SNS」などの円グラフで確認できます。
行動
WEBサイトに訪問したユーザーが、どのような(どのページにどれくらいの時間滞在したか、入ってすぐに離脱したのかなど)行動をとったのかが分かります。
一概には言えませんが、一般的には平均滞在時間が長ければそのページが興味深いコンテンツだった、離脱率が高ければニーズと合っていないというようなことが分析できます。
コンバージョン(CV)
WEBサイトにおける目標となる成果です。
例えばECサイトであれば、全訪問数の内、「『お買い上げありがとうございました』という購入完了時のページが表示された数」などで、その達成率を計算します。
ただ今回ご紹介した「ユニバーサルアナリティクス(UA)」というバージョンは、2023年7月1日をもって終了となることが決定しています。
「ユニバーサルアナリティクス(UA)」はその使い勝手の良さもあり、現時点でもまだまだ使い続けているユーザーや企業が多いのですが、終了後は現在既に運用がスタートしている「GA4」というバージョンに完全に移行します。
まとめ
Googleアナリティクスは無料で、WEBサイトの効果や施策決定に関するデータを得ることができます。
利用者の多いユニバーサルアナリティクス(UA)からGA4への移行は決まっており、その対策も急がれるところです。
またお役に立てる発信をしていきたいので、これからもPJMのブログをよろしくお願いします。